片想いだったね


「じゃ、俺まっすを送ってくから。」

「美紀~翼~またね~。」



内山がまっすと並んで帰っていく。



公園に残された私と翼。



「あら?私も送ってもらえるのかしら?」

「はぁ~?無理だし~。美紀んチ遠すぎだから~。」

「……まっすなら送るんでしょ?」

「そりゃ~………、近いし?」


公園の並んだベンチに私が座り、地べたに翼が座る。


「…………………。」

「…………………。」



無言て気まずいんですけど。




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