片想いだったね



「岬ッチの奴、なんで上から目線~って思ったけど、まぁ照れ隠しみたいな~?実は美紀のこと気に入ってたってオチだったらウケる~、あ、それは無いけど~…………って聞いてんの~?」












マスカラはやっぱり流れた。


信じられなかった、夢かと思った。


岬ッチと付き合えるなんて、願っても願っても届かないと思っていたから。



突然過ぎて信じられない自分もいたけど、ほっぺをつねられてもきっと痛くない、嬉しすぎて痛くない。


ただ嬉しさだけが此処にある。



顔を両手で隠して、今まで岬ッチを見てきた日々が無駄じゃなかったと涙が零れて止まらなかった。


止まらなかった。








翼への感謝の想い。





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