片想いだったね


「あの……。」

「……………。」



ここまで喋るのに何分かかってるの?


初詣の時の方が私、すんなり話してたよね。


なんでこんなに緊張するんだろう。


















「ごめん……俺もう部室行くわ。」

「あ…………。」





岬ッチは直ぐに私から視線を外して、歩いて行ってしまった。




ごめんねって、


謝る言葉すら言えなかった。







情けない。






何も出来ない……。







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