片想いだったね
なんだかあの岬ッチの顔を見て、緊張がスーっと抜けていくのを感じた。
代わりに不安感がスーっと入って、私の表情を暗くさせる。
迷惑、だよね。
なんか私、彼女じゃなさそうだもんね。
そうだよね。
二ヶ月以上放置してたみたいなもんだからね。
「……………………。」
こんな所で泣きそうだ。
何やってるんだろう私。
自分の教室でもないのに、一人ポツンと立っているだけ。用事なんて言えないよね。
「あれ?高木?」
しゅうちゃんが私に気付く。