片想いだったね
「………ごめん。」
三文字の言葉は直ぐに耳に入り、
わかっていても泣きそうになり、そっか!!と、言うつもりだった数秒後。
「……今日野球部、終わった後にミーティングあるんだ。遅くなっても良いなら…。」
岬ッチの顔は少しだけ私の顔を見て、またさっきと同じように下を向いてしまった。
岬ッチはその後の続きは言ってない。
でもわかったよ。自惚れじゃないよね?
いいよって、
ことだよね?
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