片想いだったね
五時間目は嬉しすぎて授業どころではなく、放って置くと思い出し笑いまでしてしまうような浮かれ具合。
この抑えきれない我慢出来ない込み上げてくる喜びを、クラスメイト皆に聞いて欲しい。
私こんなに幸せなんですって。
たかが一緒に帰れるくらいでも。
夢見てたことが今日叶うんだよって。
好きな人と一緒に帰ることをずっとずっと夢見てたことが、ようやく叶うんだよって。
どんなに嬉しいことか皆に伝えてあげたい。
片想いの時にどれだけ願っていたか、
岬ッチに伝えてあげたい。