片想いだったね


五時間目は嬉しすぎて授業どころではなく、放って置くと思い出し笑いまでしてしまうような浮かれ具合。


この抑えきれない我慢出来ない込み上げてくる喜びを、クラスメイト皆に聞いて欲しい。




私こんなに幸せなんですって。

たかが一緒に帰れるくらいでも。




夢見てたことが今日叶うんだよって。


好きな人と一緒に帰ることをずっとずっと夢見てたことが、ようやく叶うんだよって。


どんなに嬉しいことか皆に伝えてあげたい。




片想いの時にどれだけ願っていたか、




岬ッチに伝えてあげたい。








< 308 / 463 >

この作品をシェア

pagetop