片想いだったね
学校の近くにある雑貨や服など置いてある店に三人で足を運ぶ。
店内はクリスマス一色のムードで、制服を着た学生達でごった返している。
「……人に酔いそう。」
商品に近づくも、人だらけで全くゆっくり見れないし、人の匂いで具合が悪くなりそうだ。
何をあげたら良いのかわからないし、予算だってそんなに高く出来ない。
あやぽんとまっすは人に潰されそうになりながらも真剣にプレゼントを選んでいた。
困ったなと少し空いてるスペースに避難のつもりで移動する。暑い、とにかく暑い。店内は人だらけで温度が高くて息苦しい。
と、休憩しながら適当に棚をサラリと流していたらある商品に目が止まる。
「……可愛い、コレ。」