片想いだったね
「てかどうしたの?本当に。」
「ただの激励&差し入れ~。」
「要するに暇ってことね。」
そう言いながらも、学校が休みの時に翼と会えるのはなんとなく嬉しい。
「いつだっけ~?コンクール。」
「あと一ヶ月も無いよ。時間足りない。」
「頑張ってるね~。青春感じちゃってるね~。」
「まぁね。青春ど真ん中って感じ。」
「俺も青春感じちゃってるけど~。」
「ふ~ん?」
飲みかけの私のジュースを翼が飲む。