片想いだったね
好きな人のちょっとした噂に落ち込んで、
好きな人のちょっとした予想で落ち込んで、
友達より好きな人優先?
そんなこと思いたく無いよ。
きっとだけど、
岬ッチの好きな人がまっすだったとしても、私は今こうして仲良くなれた友達と気まずくなるなんてしたくない。
「まっす、吹奏楽部覗いてみようか?」
「うんっ!」
涙目を拭いて、忘れよう。
片想いの壁なんて乗り切りたい。
まっすと吹奏楽部の部室に駆け足で向かう。