桂ちゃんへ。
コンビニのバイトをやめてから、もちろんあの金髪を見ることもなくなった。
やめた後、店に制服返しに行ったときも"今日来てるかな〜"なんて心のどっかで期待してた。
今、思えばこの時すでにあたしは恋に落ちてたんだと思う。
当時は自分の気持ちに気付いてなかった・・とゆうより、気付かないふりしてた。
あれだけ嫌ってた金髪男のことを、自分が好きだなんて認められなかった。
変なプライドが邪魔してたせいで、
(いつも店で会ってたから、突然会えなくなってちょっと寂しいだけだもん。)
こんな苦し紛れな理由つけたりしてた。
結局、それから一度も会うことがないまま時が過ぎ、4月になった。