☆地味?な私と俺様王子☆
第壱章
commencer~始まり~
ベッドの上で伸びをする少女。
髪は黒く腰まであってふわふわしていて、目は漆黒の黒…
顔は、誰が見ても美少女だと言える。
が…
本人自覚なし!
まさかの天然、鈍感なんです(笑)
まぁそれも自覚してないようなんですけど…
そんな少女の名前は、藤城瑠兎(トウジョウルウ)
ベッドから降りてスリッパを履く。
それと同時に…
ガチャっ…
とドアが開く。
「瑠兎起きた?」
入ってきたのは私のママの藤城冬乃(フユノ)。
私は「おはよー」とニッコリ笑顔で言うと…
「瑠兎…
可愛すぎ//////」
ガバッと抱きついてきた。
私の家の家族は何故か「可愛い」とかいいながら私に抱きついてくるのだ。
私可愛くないのになぁー
「あっパパが呼んでるんだった!
じゃあ、瑠兎着替えたらリビングに
来てね~」
「はーい」
軽く返事をして、今日から高校生かぁ…とママが部屋から出て行った後小さく呟いたのだった。