冷血ボーイ




魔女みたいな顔で笑った女。

鳥肌が立った。




「もうすぐ授業だし行くね?呼び止めちゃってごめんね?」




明らかに意味あり気な謝罪をされて、余計に嫌悪感が増す。




何が言いたいんだよ…。

絶対何か仕掛けてくるに決まってる…。




ひまわりの名前まで知ってたくらいだ。

俺に文句言うだけじゃ物足りないだろ?




俺はこの先何ができる?




あいつの学年もクラスも知らないから、止めにも行けない。




< 156 / 312 >

この作品をシェア

pagetop