冷血ボーイ
「何、言ってんだよ…?!じゃあ何で!!何で付き合うこと認めたんだよ!」
ふざけんなよ…っ!!
何で今更…!そんなこと言うんだよ!
「バレたからか?バレたからもうやめろって?そこまでだってことかよ…っ!!」
目の前にあったローテーブルの脚を蹴った。
「…落ち着け、玲央」
落ち着いてなんか…いられるかよ。
だけど、この学校にいる以上親父に逆らうわけにはいかない。
俺には親父を睨むことしかできなかった。