冷血ボーイ
「葵ちゃんだよね?」
「はいっ!」
「俺の方が年下だから、敬語とかいいですよ、むしろ俺のが…」
「や!冷血ボーイは敬語とか似合わないです!」
似合わないって葵…(笑)
玲央くんは苦笑いしながら、葵が空けた席に座った。
葵は、隣の空いてる席に座った。
「席ありがとう」
「いえ!」
そんな葵を見て、玲央くんはフッと笑った。
あー…。今の玲央くん、超かっこいいよぉ。
フッて、フッて!
あたしにも笑って下さい!って感じの。
あたしどストライクだった今の!
「なにムスッとした顔してんの?妬いた?」
「…ちょっと…」