冷血ボーイ
葵はよかった!!っと言って、あたしに思いっきり抱きついた。
「あっ…おい、ぐるじ、ぃっ…」
「あっごめんごめん」
ニコッと笑った葵にあたしはホッとした。
本当に認めてもらえたんだ…。
なんだか実感ないけど…。
あたしと玲央くんの想いが伝わって本当によかった…。
葵と笑い合っていると、5時間目のチャイムが鳴ったので、席に着いた。
5時間目は自習だって誰かが言ってた。
先生が熱で休みなんだって。
だから暇なの。