ねえ…。
毎朝、私は同じバスケ部だった梨子と
一緒に登校していた。
梨子は私の良き理解者である。
「え~!?メール!?」
梨子を信じて、
メールのことを話した。
「え…新美先生でしょ??」
「う…うん…」
「へぇ~…それで??言いたいことは
そのことじゃないんでしょ??」
さすが梨子…!!
名推理だ…!!
「実は…その…はっきりと
じゃないんだけど…」
「うん」
梨子はきっとわかってた。
でも、ちゃんと私が言えるように、
待ってくれてたんだ。
「好き……」
「……うん」
「かもしれない」
梨子は思わず吹き出して笑った。