ねえ…。

「ホントにそうかな?
 私は少なくとも好意はあると
 思うけど?」

「ま…まさか、そんなわけ…」

「だって、カワイイとか、
 会いにおいでよとか、
 いじめたくなるとか、言われるんでしょ?」

私は顔が一瞬で赤く染まった。

確かに、浮かれて私が朝、興奮して話してるけど

全て覚えているとは…

「でもそれは、からかってるだけで…」

「でも、相手が勘違いするようなこと
 ばかりだと思わない?」

「それは…」

薄々感じてたけど…

「試してみる価値、あるんじゃない?」

梨子に言われると、
何も言えない…

「はい…」

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