ねえ…。
君と過ごした一年
「遥!打て!…梨子リバウンド!!シュート!
…よし!」
先生の熱血さは凄かった。
だけど、時が進むにつれて
みんなが上達していき、
練習試合も勝つようになっていった。
「じゃあ次…蛍入って」
「はぁい」
私はそこまでバスケに愛はなく、
そこまで上手くなかった。
でも先生は、
どんな子でも、できるまで見守り、
できた時はちゃんと誉めてくれる、
みんなに好かれる先生だった。