†黒ウサギの仕事†Ⅱ
「さぁ二人とも、夕食の用意するから手伝って」
「黒ウサギのためならなんでもするよぉー!」
「分かりました」
僕達はそれぞれ用意し、夕食を済ませた。
雷がテレビの前に座り、たまたま回したチャンネルに僕は目を奪われた。
「………これって」
そう、あるニュース番組で放送されていた事件は紛れもなくリーダー達の事だった。
と言っても顔や名前は出ていないが、リーダー達が絡んでいる事件なのは分かった。
「金持ちのガキを1匹や2匹殺したくらいで大げさなんだよ。フッ。笑いがこみ上げてくるぜ…」
雷は小声でそう言った。
この雷の態度をみた亞蓮は驚た顔をしていた。
雷のもう1つの顔をまだ見た事がなかったのだろう。