†黒ウサギの仕事†Ⅱ


僕はハッと我に返った。



「………!」




雷が僕を見つめている。

亞蓮も僕を見ている。




「黒……ウサギ…?」



「…ゴメン…!」



僕は何て事を…。



「黒ウサギさん…何かあったんですか…?」





亞蓮が心配そうに話しかけて来た。





「何でもない…」






僕は自分が何をしているのか分からなくなり、その場から逃げ出した。








外に出て走った。

とにかく走り続けた。





















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