†黒ウサギの仕事†Ⅱ
依頼1件
次の朝が来た。
僕はさっさと仕事用の服に着替え、下に下りた。
「おはようございます!」
亞蓮がニッコリとした笑顔を見せた。
「おはよう亞蓮」
亞蓮は朝食の用意をしている。
雷は珍しくまだ寝ているらしい。
ふとテーブルに置かれた物が目に止まった。
「これ………」
「あ、それは黒ウサギさんと雷さんに付けて頂きます」
それはお面だった。
そのお面はとても薄気味悪いものだった。
「これを付けるの?」
「顔がばれては終わりです。なるべく見えないようにと…」
亞蓮は気が利く。
「ありがとう亞蓮」