†黒ウサギの仕事†Ⅱ
さぁ、時間が来た。
僕は真っ黒な服を身体に纏って亞蓮の運転する車に乗り込んだ。
雷も亞蓮から着けるように言われたお面を被り、無言のまま車に乗り込んだ。
「じゃあ行きましょうか」
亞蓮は車のエンジンをかける。
僕は大切な大型の刃物を撫でた。
これから僕達が始める事も明日か明後日のテレビや新聞、雑誌などに載ることだろう。
世間は物騒だのなんだので騒ぎ、小学校などの集団下校などが始まるに違いない。
そんな事を考えるだけでワクワクする。
すごくすごく楽しみなんだ。