†黒ウサギの仕事†Ⅱ



しばらく歩くとまだましな店を見つけて僕は入った。





「いらっしゃいませ」





あぁ。なんてだらしない。


店主はチラッと僕を横目で見て手に持っていた新聞に目を通す。







僕はさっさと必要なものをかごに入れ、レジへ持って行った。







「君は学生かい?」


「はい…」




「そう…。あまり見かけない子だね」





「最近引っ越して来たばかりなので」








店主は僕を不思議そうな目で見る。











気味が悪い。













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