一方通行→→love!

準決勝、それも全国となると観客席も自然と賑やかになるというものだ

コートの外にいても、俺はつい身震いをしてしまう

「とうとうここまで来たんだな・・・」

副部長であり、俺の一番の部活仲間の楠木ケントが俺に声をかけた

俺の緊張を解こうとしてか、はたまた自分の緊張をほぐすためかは謎だったが、少し緊張がほぐれた

「あぁ。そうだな・・・・もう負け試合はしねぇよ。俺達の未来は、俺達が切り開く」

「格好いいこと言うなぁ~!やっぱり部長さんはひと味ちがうぜ☆」

「んだよ、からかうんじゃねーよ」

そんなたわいもない会話をしている時だった



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