一方通行→→love!


今人気の、アイドルの歌が流れ私はゆっくり目をさます


外はもう明るくて、あぁ、朝か・・・なんて呟きながら


歌は、私の携帯の着信音だった


表示された名前は、『涼』


あ、ちょっと期待はずれ


「はぁい、もしもし」


寝ぼけ眼で携帯に出た私に、ハイテンションな涼


『あ、由奈?もしもし』


まぁいつものことか


なんだろうと思い首をかしげていると、私の目に時計がうつる


「り、涼・・・私、私・・・・・遅刻しちゃうぅぅっ!!!」


サァッと血の気が引く音がした


いつもの時間より三十分は軽く越えてる


『うん、そうだね♪だから急いだ方がいいかも♪』


涼はいつもの口調で言ってくる


「起こしてくれてマジ感謝!!じゃ、急ぐから切るね!!」


そう言って、私は一方的に電話をきった
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