えくぼ~春風~
「おいっ!
陽っ!」
んっ…
目を開けると涙目の裕優輝がいた。
「ゆ…うき?」
すると
裕優輝が抱きしめてきた。
「裕優輝…痛いよ…」
「あ…ごめんな。」
「ううん。大丈夫。」
「俺、陽を守れなかった…
情けねぇ…」
そういうと
裕優輝はうつむいた。
「裕優輝は守ってくれたよ。
あの時、裕優輝が来てくれなかったらあたしは…
だから裕優輝、ありがとう。」
裕優輝は一瞬目を見開いて
「無事でよかった…。」
そうゆうと笑顔を見せた。