サヨナラと言いたかった
「ところで、こうちゃんはこんなに仕事サボっても大丈夫なの?」
その日も、こうちゃんは仕事を抜け出して
『ドライブに行こう』と誘ってくれた。
私たちが会うのは、いつも昼間。
こうちゃんは普通であれば勤務時間中なのに、まったく気にしている様子はなかった。
「俺は、仕事のできる営業マンだからね。
午前中にさっさと仕事を終わらせちゃって、午後からはいつものんびりしてるんだよ。」
こうちゃんは、まっすぐ前を見たままそう答えた。
「ふーん・・・。そんなものなのかな?
うちは夫が営業職じゃないからよくわかんないな。」
「ユイの旦那さんは、なんの仕事してるの?」
「パソコンのシステム開発の仕事。
普段はそんなに忙しくないんだけど、難しい仕事が入ったりすると全然休みはなくなるし、
忙しいときは会社に泊り込んだりすることもあるんだ。」
その日も、こうちゃんは仕事を抜け出して
『ドライブに行こう』と誘ってくれた。
私たちが会うのは、いつも昼間。
こうちゃんは普通であれば勤務時間中なのに、まったく気にしている様子はなかった。
「俺は、仕事のできる営業マンだからね。
午前中にさっさと仕事を終わらせちゃって、午後からはいつものんびりしてるんだよ。」
こうちゃんは、まっすぐ前を見たままそう答えた。
「ふーん・・・。そんなものなのかな?
うちは夫が営業職じゃないからよくわかんないな。」
「ユイの旦那さんは、なんの仕事してるの?」
「パソコンのシステム開発の仕事。
普段はそんなに忙しくないんだけど、難しい仕事が入ったりすると全然休みはなくなるし、
忙しいときは会社に泊り込んだりすることもあるんだ。」