サヨナラと言いたかった
今度は偶然じゃない。
こうちゃんは、もう一度電話をかけてきてくれた。
心の奥深くでは複雑な気持ちがあったけど
こうちゃんの声を聞いた瞬間、私は本能的に嬉しいと思った。
「この前は、ごめんな。
仕事中だったから、あんまり話できなくて。」
「ううん。こっちこそ、ごめん。
娘がイタズラしてかけちゃってたみたいなの。
でも、まさかまたかかってくるとは思わなかった
……なんか驚いた。」
「あの日、ユイの声を聴いてから、
昔のこと思い出しちゃって。
もう5年も会ってないのに、
あんまりにもユイの声が変わってないからさ。」
「私はあの頃とはずいぶん変わったよ。
3年前に結婚して子どもも生まれた。
一旦、北海道を離れたけど今はまた主人の仕事の都合で札幌に住んでるんだ。」
こうちゃんは、もう一度電話をかけてきてくれた。
心の奥深くでは複雑な気持ちがあったけど
こうちゃんの声を聞いた瞬間、私は本能的に嬉しいと思った。
「この前は、ごめんな。
仕事中だったから、あんまり話できなくて。」
「ううん。こっちこそ、ごめん。
娘がイタズラしてかけちゃってたみたいなの。
でも、まさかまたかかってくるとは思わなかった
……なんか驚いた。」
「あの日、ユイの声を聴いてから、
昔のこと思い出しちゃって。
もう5年も会ってないのに、
あんまりにもユイの声が変わってないからさ。」
「私はあの頃とはずいぶん変わったよ。
3年前に結婚して子どもも生まれた。
一旦、北海道を離れたけど今はまた主人の仕事の都合で札幌に住んでるんだ。」