サヨナラと言いたかった
第一章 再会
あの日、
私の電話が鳴らなかったら

私はまだ
彼と出会ったことを後悔していたかもしれない。


不器用にしか生きられない自分を好きになれなかったかもしれない。



あの日、

偶然でも奇跡でも

電話が鳴ってくれて

本当に

本当に、良かった

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