サヨナラと言いたかった
「疑心」
ちょうど1ヶ月前にこうちゃんと再会してから、私たちはほぼ毎週のように二人で会うようになっていた。
多いときには週に3回くらい食事をしたり、一緒に映画を観たり、公園を散歩することもあった。
和真は毎日朝から夜遅くまで仕事をしているので、昼間の私の行動については詳しく知る方法もなく、特に興味を持っている様子もなかった。
それでも、『パート』と嘘をついてこうちゃんと会う時間を作るのには限界があった。
4時間外出していても、
そのうち本当に働いているのは2時間だけ。
私の給料は時給で払われているので、働いている時間が短いとその分だけ給料も少なくなってしまう。
いつかは、
『いつも仕事に出ているのに、全然給料が足りないのはどうして??』
と問いつめられるのではないかと心の中ではハラハラしていた。
多いときには週に3回くらい食事をしたり、一緒に映画を観たり、公園を散歩することもあった。
和真は毎日朝から夜遅くまで仕事をしているので、昼間の私の行動については詳しく知る方法もなく、特に興味を持っている様子もなかった。
それでも、『パート』と嘘をついてこうちゃんと会う時間を作るのには限界があった。
4時間外出していても、
そのうち本当に働いているのは2時間だけ。
私の給料は時給で払われているので、働いている時間が短いとその分だけ給料も少なくなってしまう。
いつかは、
『いつも仕事に出ているのに、全然給料が足りないのはどうして??』
と問いつめられるのではないかと心の中ではハラハラしていた。