悪魔狩り屋と優しい悪魔
立とうとしても体が脱力しきってるのか立つことが出来ない。
肺に息がうまく入らず、むせかえった。
異形の物と人間が私を取り囲む。
逃げなくてはいけない、しかし体が言うことを聞いてくれない。
「裏切り者には、罰を…」
人間が私に向かって刀を突きつける。
死ぬのか…私は静かに目を閉じた。
瞬間、地面がいきなり歪みながら崩れ始める。
私は自身が倒れている場所が崩れた瞬間、真っ逆さまに落ちていった。