悪魔狩り屋と優しい悪魔
しばらくして、悪魔との乱闘が終った。
足物には沢山の弾丸が転がっており、硝煙の匂いと血の匂いが立ち込めていた。
私は息を整えるとその場に座り込んだ。
体がダルい。目が霞んでぼやけているーおそらく、悪魔の血が体内に侵入したのだろう。
私は神器を消すと、足に力を入れて立ち上がった。しかし、体が思うように動かず、私はその場に倒れたーしかし、いつまでたっても地面に体が着く事はなかった。
「無理しないで」
頭上から声が聞こえ、私は声が聞こえる方を見た。