悪魔狩り屋と優しい悪魔
「んっ…」
私は体の痛みを感じ、目を覚ました。
「あれ……?」
私はあたりを見渡し、首をかしげた。
そこは昼の光が差し込む、自分の部屋だった。自分が着てる服も、黒いコート姿から愛用の水色のロングパーカーになってるし、髪も解かれている。
「…たしか、昨日は悪魔狩りで…」
そこまでつぶやいた瞬間、ぐぅぅぅぅと言う低い音が響いた。
枕元の時計を見ながら、小さくため息を漏らす。時計の針は11時を指していた。
「飯作るか…」
そういいながら、私はスリッパを履き部屋から出た。
キッチンに行き、冷蔵庫を開けると中には食パンの入った袋があった。
今日はこれでいいや…私は袋から食パンを出し、トースターにセットするとTVをつけた。