悪魔狩り屋と優しい悪魔

呟いた瞬間、ドアが開いた音がした

「綾芽ー?いないのー?」

どうやら声の主は琴乃のようだ。

「どしたの?琴乃」

私は給水塔から降りると、首をかしげた。

「いや、教室に荷物あったけどいないからどこなのかなーって思って」

あぁ、なるほど。私は納得しながら頷いた

「久しぶりにここに来たかったんだ。それに、朝は涼しいし」

「そっかー、一緒にお邪魔していい?」

「もちろん」と私は答えた
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