悪魔狩り屋と優しい悪魔


深夜ー

私は走り続けた。対悪魔銃を込め、追いかけてくる悪魔たちを撃墜する。何十もの悪魔は、昨日現れなかったぶん数をまして襲いかかってきた。

数が多すぎるー私は手に持っていた閃光弾を投げつけて、ビルの屋上に飛び乗った。

突然現れた強烈な光で目がつぶれたようで、悪魔たちは右往左往している。

援軍を頼むしか、ないな…私はコートのポケットから携帯を取り出す。

電話帳の中から、実家の電話番号を押した。瞬間ー

『よけろ!!!!!』

後頭部に強い衝撃を受けた。脳が揺れて、視界が歪む。ふらつく体をなんとか支え、銃を構える。

こいつ…!!
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