悪魔狩り屋と優しい悪魔


私は静かに照準を合わせる。

体に合っていないからだろう、悪魔はバランスを崩しながら向かってくる。
私は射程距離にはいるのをじっと待った。弾は残り1発。恐らく、これを外したら殺られるだろう。

最後にかける…!!!!私は静かに目を閉じ、悪魔が射程距離にはいるのを待った。


悪魔の足音が近づく。射程距離にはいるまで、あと3歩…2歩…1歩…入った!!

私は目を開け、引き金を引いた。深夜の星の降りそうな空に、銃声が鳴り響いた。

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