僕が君に出来る事
ふたり




いつでもどこでも
ふたりでいた



いつまでも
ふたりで居たかった




「さむ〜…」


息を吐き出すと
空気中に白く残る


ブルーのチェックのマフラーに黒い手袋



どれもお前に貰った物



「もう居ねえもんな…」


隣に居たはずの君はもう居ない。



あれから三年。
君が居なくなってから
三回も同じ季節を過ごした。
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