僕が君に出来る事
中2の夏休み。
「さゆー海行かない?」
「目の前にある?」
「ちげーよ(笑 ちょっとだけ遠出しよ(笑」
そう言って二人で二ケツして
二時間かけて海まで行った。
もう夕方で辺りは少し明るさを失ってた。
「家出んの少し遅かったな(笑」
「………」
「さゆ?」
「誠…海きれー」
そう言われさゆが指差した方向を振り向いた。
日は沈みかけ
本来青いはずの海が
夕焼けに染められ辺り一面オレンジ色。
「すっげ…」
「すごいよね…」
二人してぼーっと見ていた。
「さゆー」
「ん?」
「大好き」
「うん…」
「ずっと一緒にいよーな」
「うんっ…!」
そう言って笑い合ってキスをした。
この頃かな
さゆの体が変わっていったのは……
守れなかった約束、
ううん
守れてたかな…?