特等席
「えっ、絵梨じゃん!何やってんの!?」


また、聴き覚えがある声がした。


「祐樹、声でかいって!」

「…あ、悪ィ、寝てんの??」


貴明と一緒に草矢に行った
祐樹の声。


夢のなかの二人だ
って、確信できた。
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