ありがとう…ごめんね。
イヤだから、歩いていこ~っと。
「よっこいしょっと。お前かるいなー」
あれなんか私浮かんでる。
羽でも生えたのかなー
「んなわけあるかよ!
いいかげんにしねぇと殴るぞ」
あは、殴られちゃうんだって…殴られる。
えっ、私殴られるの?「ぇーなんで?」
「俺につかまっとかないと落っこちんぞ」
「何?この体制。私歩くよ。」
「なめてんのかひかる。お前が一人で歩いてたら明らかに
襲われるだろ。」
「誰に?」
「組の奴らに?」
やべーそれは、怖い。
「出発していいよ。ちゃんとつかまっとくから」
「座るところじゃなくて、俺につかまれ
ガチでおちっぞ。」
「大丈夫のりなれてるから。出発ー(>人<;)」
「おぅ。落ちてもしらねぇーかんな」
「OK。OK。そんなにヤワじゃないから」
「よし。じゃあ行くぞ。」
は、速すぎるでしょー。
加減ってものは、ないのこの人に。
何キロ出してんだよ。
「んーと120キロ?あんま出してねぇーよ
てか、ついたぞ。おりろ。それと、おれのことは、
おまえじゃなくて光輝だ。わかったな。」
何様だよこいつ。初対面で呼び捨てとかむりだろ
フツーは。
いや、こいつはフツーじゃないんだ。
「だから声に出てるって。俺は、何様でもねぇし
初対面でもね〜よ。
はぁ⁈いったいいつどこで、あったんだ?
あれ?声に出てるって言ってたよな。
やべー殺される?
「ごめんなさい。」
「大丈夫。婚約者は、殺さないから。
無意識に声が出てるとかすげーなお前。」
「そーなんだ。良かった~。
てか、私貴方と婚約者になったおぼえは、ない。」
「そりゃそーだ今赤ちゃんのときに決まってんだからな。
それにひかるが覚えてねぇだけで何回もあってんぞ
俺ら。それにお前おれに抱きついて光ちゃんと結婚するー
て、叫んでたじゃねぇか。」
はい?いつの話?てか、光輝って人何歳?
「んー…ひかるが2歳くらいのときかなー。
俺は、23歳だぞ」
「そんなに前かー。23歳ってことは、5歳上?」
「そーだ。てか、いいかげんにおりろよひかる。
あ、あと、お誕生日オメデトー。」
「ありがとーてか、今日私の誕生日?
いったい今日は、何月何日だ?

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