不良クンの可愛い幼馴染み☆
確かに綾はスタイルもいい。
アイドルなんかのスカウトをされる位。
しかも無自覚なうえに無防備。
マジで襲われてねぇか心配。
俺は綾が好き。
まぁ、一生片想いだろーけど。
俺は自分の席に座って、窓の外を眺める。
あ、綾…
綾の蜂蜜色の髪は目立つ。
染めてるわけじゃない。地毛だ。
廊下に居る奴等が全員、綾を見る。
そして俺の居る教室に入ってきた
「蓮、はい、これ。朝渡そうと思ってたんだけど忘れてた」
そう言って綾が俺に渡したのはシャーペン。
この間、綾が忘れたって言うから貸したやつだ。
「別に放課後とかでも良かったのに…」
「早く渡しておいた方が良いと思って…」
「わざわざあんがと。」
そう言って綾の頭を撫でた。
でも、極力、教室には来てほしくない。
この学校は成績順でクラスが分かれてて、俺の居る1-Fに近ければ近いほど、綾を目を光らせて見てる狼が多いから。
その理由は、綾がこっちのクラスに来るなんて珍しい事だから。