不良クンの可愛い幼馴染み☆
~昼休み~
屋上でも行くか…
そう思って屋上に向かう。
屋上の扉に手をかけた瞬間─…
「成瀬さん、好きです付き合って下さい!」
扉の向こうから声がした。
また告白か…
俺は少しだけ扉を開けて中を覗いた
「ごめん…私、阪上くんとは付き合えない…」
「好きなんですか?黒崎 蓮が。
アイツなら止めといた方がいいですよ。
成瀬さんには釣り合わない。
あんな低脳で喧嘩ばかりの奴。
脅されてるのか何なのか知りませんが、あんな奴に構うのは…『パシンッ』」
え?綾が殴った?
あの優しい綾が?
告白した奴も何が起きたのか分からない様子で目をパチクリさせてる
「阪上くんが蓮の何を知ってるわけ!?
蓮はね!皆が思ってるような人じゃない!
確かに喧嘩とかするけど、スッゴく優しいんだからねっ!
次、蓮の事を悪く言ったりしたら絶対許さないんだからっ!」
嘘だろ…?
綾が誰かに本気で怒るなんて…
今まで見たことない。
俺は綾が自分の為に怒ってくれた事が嬉しくて堪らなかった。