不良クンの可愛い幼馴染み☆
家に帰った俺はベッドに転がって考えていた。
綾がなんで自分の為にああまでしてくれるかって事を。
「蓮~!」
一階から母さんの声が聞こえて下に下りていった
「なに?」
「綾ちゃんにお裾分け。持っていってあげて。
綾ちゃん、きっとまともな物、食べてないから」
「分かった。」
俺は母さんからタッパーを幾つか受けとると玄関から家を出ていった。
綾の父親は医者で母親が看護婦だから滅多に家に帰らない。
だから綾は一人暮らしに近い状態の生活をしてる。
いつもは窓から綾の部屋に侵入するけど、今日はタッパーを持ってるから玄関から入る事にした。
ピーンポーン
綾の家のチャイムが鳴る。
ガチャ
綾が出てきた。
「あ、蓮。玄関から来るなんて珍しいね。」
「んー、まぁな。
晩飯持ってきた。タッパー返すのいつでもいいから。」
「ありがと。
蓮ママ相変わらず優しい…」
綾は母さんの事を"蓮ママ"と呼んでる。
「上がる?」
「当たり前。」