僕らはみんな、生きている。
 秀司からメールが来なくなって、四ヶ月。
 
 季節は冬になろうとしている。

 
 11月のある日。それは突然だった。

 急に着うたが部屋の中に鳴り響いた。


 私は秀司を待ち続けることができた。


 携帯に手をのばす。
 メールだ。
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