桜 色 恋
それを聞いて真っ赤になる私。

「何赤くなってんの?」
「えっ!…いやっ…その…」
「はッ…。面白れぇ奴。」

そう言って無邪気な顔をして飛鳥は笑った。

「…ね?飛鳥って呼んじゃだめ?!」
「あ゛〜…。無理。」

そう言って飛鳥はうずくまって目を閉じる。

「む〜…。何でよ?」
「彼女がダメだって…」


え………?
彼女?

「彼女…いたの??」
「ん……。」

すると飛鳥からはスースーと寝息が聞こえてきた。

「え゛っ…!!?ちょっ…まだ話し終わってないし!!寝るなぁぁぁ…―!!!!!」
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