あやなき恋



「松原さんは、お母さんの高校の同級生なの。2年前の同窓会で再会してね。それから」



「結婚を考えていたんだ。で、今日はその話なんだが…」



お父さんの言葉を誠治くんが遮った。



「オレは賛成だよ。今日会って確信した」



コーヒーを一口飲んで、話を続けた。



「もうオレもこの年だしさ、たいして関係ないって思ってたけど…よろしくお願いします、お母さん」



< 12 / 26 >

この作品をシェア

pagetop