アリス姫。
「うおマジで!?やった。これで俺の仕事少なくなるー」




「…何が…?」



神原は変な顔をしている私に向かって微笑む。




「アリスには明日からコイツの世話と雑用をやってもらうからな。」




…コイツの世話と…雑用?



「な…ッ!!なにそれ!?」



「よろしくなアリス♪」


赤色は私の腕を掴むと、生徒会長室を出ようとする。



「おい。相楽。まだアリスは雑用はいいんだが…」




神原はそれを止めるように口を開いた。



「いや…今日から雑用してもらうから♪」



赤色はそのまま生徒会長室を出た。



「あ…おい!!」





神原の声が扉の向こうで響いた。










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