アリス姫。
第二章 不思議なお茶会
――――――――……

それを知ったのは、ある昼下がりの事だった。


トイレ掃除をしながら私は声をあげる。



「お茶会!?」


「そうだ。よく生徒会では放課後にお茶会をする。」



この学園の生徒会は、放課後になるとよくお茶会をするらしい。


そのお茶会を、生徒達は『マリー・クレイジア』と呼んでいる。


名前の意味は特にないが、あるフランスの人の名前らしい。(マジで)



そんな優雅なお茶会はこの有名なお金持ち学園だからこそ出来る。(貧乏な私から見たらまじウゼェ。)





「そのお茶会に私も参加するの?」


おそるおそる聞くと、神原は頷いた。


「他のメンバーにも会えると思うよ。」





……まだ見たことがないメンバー…



一体どんな人達なんだろ。


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