アリス姫。

日常コスプレ☆

――――――――……


私の家は、祖父から続いている商店街の八百屋さん。


近くには肉屋さんとか花屋さんがいて古臭い町並み。


近くに新しいスーパーなんか出来ちゃって、活気なんて一つもない。


だけど母と父はしぶといのだ。(汗)



「ただいまぁ。」


(・∨・)「あらお帰り。ゆらら!」


(´∀`)「おう。早かったじゃねーか。」



※以後、母は(・∨・)父は(´∀`)でお送りします。


私は嫌~な野菜の匂いを気にしながらも、二階の自分の部屋へ向かった。


下で母がいつものお願いねー!と叫んでいる。





うん。…いつものね。



部屋に入ると、すぐにタンスを開いた。


普段、皆さんは部屋着に着替えますよね?


でも私は違うんです…。






出てきたのはフリッフリのメイドコスプレ☆

それに私は腕を通した。








5分経過。







再び一階に降りてきた私の姿はメイドさんだった。


母は振り向きニコニコ笑う。


(・∨・)「それじゃ今日もよろしくね!」


「はぁい。」


(´∀`)「ゆららのファン多いから助かるよー。」




そう……言葉の通り。


私はこの八百屋さんの客寄せ。


こうやって毎日毎日コスプレしては、お客さんを集めている。
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