アリス姫。

白兎の時計は回る☆

目を覚ますと、


窓の外で雨が降っていた。



春だから…雨が多いのは不思議じゃない。



けれど、嫌な感じが胸の中でザワザワと揺れた。
















(・∨・)「あら。もう行くの?」


玄関で靴を履き替えている私に、母は珍しいという顔で駆け寄ってきた。


「うん。生徒会の会議あるから。」


(・∨・)「生徒会いつも大変ね。あまり無理しちゃダメよ?客寄せもあるんだから!!」


そっちかい!!


「わーかってますー!」


ゆららは赤い傘を手に持つと、扉を開く。


滝のように降ってくる雨を気にしながらも、家を出た。










「それにしても…会議って何だろ?」


今はまだ6時10分前。


学校にはまだ生徒は登校していない時間。


そんなに生徒に聞かれちゃまずい話なのかな?








いつもはまだ寝ている時間に、携帯の受信音が鳴った。


送信者は神原。


『生徒会会議だ。すぐ来い。』



これだけ。




うん。すごい迷惑。


だってお気にのフリフリ苺パジャマ着て良い夢見てたのに…



でも生徒会だし…仕方ないかぁ(´Д`)フゥ



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